キャッシングの申し込みをしても、審査に通らないことも有ります

クレジットカードがいつの間にか利用できなくなっていたと言う話を聞いたことは有りませんか?実際に利用できなくなるケースと言うのは有るもので、支払いの振り替え予定日に、予定通りに引き落としができなかったような時に、カード会社では一時的に利用を停止すると言う処置を取ります。そして支払いが完了すれば、再度利用できるようになるのですが、それが数ヶ月にも及ぶようだと、カード自体を無効とする処置が取られてしまい、カードはただのプラスチックの板と化してしまいます。

カード会社は、このような事が有ると、支払い事故が有ったとして、データベースに記録し、個人信用情報センターにも報告します。そうなると新たにクレジットカードを作れなくなったり、キャッシングを申し込んでも審査に通らないという事態にもなってしまいます。一つのカード会社で、このような事が有ったからと言って、すべてのクレジットやローンに影響すると言うのは不条理なような気もしますが、金融業者にしてみれば、知らない人にお金を貸すのですから、支払いに対して神経を使うのは当たり前の事なのです。

私の知人にこういう人が居ます。20代の頃会社が倒産し、失業保険は貰えたのですが、クレジットカードの支払いに廻すだけの余裕が無く、次の就職が決まり、お給料が入るまでの半年間、支払いが滞ってしまいました。カード会社の催促には、その都度事情を説明し、結局は支払いを終わらせたそうです。しかし持っていたクレジットカードは使えないままで、他の会社へクレジットカードを申し込んでも、キャッシングの申し込みをしても通らなかったそうです。

この例でも分かるように、支払いが滞ると支払い事故として登録されます。ほとんどのカード会社が、滞った期間が3ヶ月を超えると、カードが使えなくなったり、無効になるようです。通常のローンの審査では、安定した収入が有る事が絶対条件で、就職し収入の有る人は審査に通るのですが、こうなると、安定した収入が有っても、審査に通らないという事も起きてきます。

ただ、審査の判断基準は各社独自のもので、全て同じと言うわけでは有りません。ですからA社は審査が通らなかったが、B社は通ったという事も有ります。上記、私の知人の場合の支払い事故を、どう見るかと言うことです。確かに6ヶ月間支払いが遅れましたが、その後完済してますし、事故記録がこの一件だけだとすると、その事情を考慮してくれる会社も有るようです。残念ながら知人は1・2の業者で断られてますが、審査の緩い業者なら通った可能性も有ったのです。

その知人は数年後、家電量販店のキャンペーンでダメ元でクレジットカードを申し込んでみたら、審査に通ったらしいです。事故記録があるのに通った?と思うでしょうが、この事故記録は永久に残ると言うものではありません。数年を経過すると事故記録は抹消されます。その期間は内容により5年~8年と言われています。中には1~3年と記載されたサイトも有りました。この辺りは、取り扱う個人信用情報機関で異なっているようです。

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