利息制限法によりキャッシングの金利は定められています

皆さんはキャッシングする時、ローン会社をどうやって選んでますか?近くにある店舗から?簡単に返済できる所から?今はキャッシングの申し込みはインターネットから出来ますから、店舗の距離は関係なくなってますし、返済もコンビニからでもネットからでも出来ますから、選ぶ基準にはなりませんよね。では何を基準に選んでるのでしょう?

殆んどの方がローン会社の金利を見て選ぶのではないでしょうか?ローン会社は貸したお金に対して、利息を付けることで利益を得ています。当然、利息が高ければ儲かりますし、低ければ利益が減ります。その為、各社独自に利息の設定をするのですが、高く設定してしまうとお客さんは寄り付かないでしょうし、他社とのバランスも有りますから、その辺りを考慮して決めています。

では他社が高く設定してれば、自分の所もと、利息はどんどん高くなりそうな気がしますよね。そのほうが儲けられるのですから、少しでも高く設定したいところです。ですが、現在のローン会社の利息を見てみると、何処も一昔前より低くなっています。それは何故なのでしょう?実はローン会社の利息は、利息制限法により上限利息が、法律により定められているからです。

利息制限法は1954年に施行され、完本が10万円未満の場合は20%、10万円から100万円未満は18%、100万円超は15%を上限とし、超過分については無効であるという法律です。各ローン会社は、この法律の範囲内で利息を設定し、他社との競争もされています。

「チョット待て!1954年?数年前まで29%を越える利息を取ってたじゃないか!」と言う人もいるでしょう。確かにその通りです。それはローン会社が、もう一つの法律の「出資法」により定められた29.2%の上限利息を適用してたからです。この利息制限法と出資法の上限利息の差がグレーゾーンと言われ、一時期、新聞テレビを賑わした問題です。

ただ2010年法改正が行われ、出資法の上限利息も引き下げられ、利息制限法と統一された事により、現在の利息となっているのです。ローン会社はこの範囲内で、0.数パーセント引き下げることで、顧客の獲得を目指しています。その他にも様々なサービスを実施して他社との違いを打ち出すことで、競争を勝ち抜くべく日々努力しています。言い様によれば買い手市場と言えるのかもしれません。ですからローン会社選びは、各社を比較してみる必要が有ります。それにより、良い条件で借りれる事になるのですから、手間を惜しまないようにしましょう。

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