利息を付けることでキャッシング業者は利益を得て成り立っています

クレジットやローンで使われる言葉で、「金利」「利息」とありますが、どう違うのか知ってますか?簡単に言うと、この2つは立場によって使い方が違います。受け取るほうが利息で、払うのが金利です。クレジット会社やローン会社が元本に対して利息を付け、利用者は元本に金利を付けて支払います。銀行の預金金利は、銀行が預かってるお金に対して金利を支払うもので、融資に対しては利息を受け取ると説明したら解り易いかもしれません。

ローン会社からキャッシングした場合には、利息を付けられますから、金利を足して借りた分以上の支払いをすることになるのですが、この利息こそがローン会社の利益となります。ですから利息の設定が高ければ利益は大きくなりますし、低ければ減収となるわけです。その為利息制限法の範囲内で、他社との兼ね合いを考慮し、最大限の利益が出るような設定にしています。

ちなみに利息制限法では、10万円未満は20%、10~100万円未満は18%、100万円以上が15%と上限利息が決められています。それ以内になりますから、例えばモビットが4.8%~18%、プロミスが6.3%~17.8%、アコムが7.7%~18%といった具合で、利用額によって変わるような利息設定になっています。

以上は消費者金融系ですが、銀行系になると利息は若干低くなっています。例えば東京スター銀行の借り換えローンだと、1.2%~14.8%と、比べてみたらその差は歴然です。ただ預貯金金利と比べると、とんでもない額であることには違い有りません。

予断になりますが、普通預金金利は0.02%~0.05%前後ですから、300倍から750倍もの融資利息を取っていることになります。この数字を大きいと思うか小さいと思うかは個人で違うでしょうが、そもそも銀行預金とは、預けるという名称にはなっていますが、その実態は預金者が銀行にお金を貸しているのです。銀行はそのお金を融資したり、運用したりして利益を得ているのです。そのことを考えると、まだまだ融資利息は高すぎますし、預貯金金利が低いように感じるのは私だけでしょうか。

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